ここまで、ADHDの対策としていろいろお話していきました。
この対策によって私の生活は少しずついい方向へ向かっていきました。
ですが、その事によって油断が生まれ、大失敗が起きてしまったのです、、
ADHDは決して治るものではありません。
そもそも病気、ではなく生まれ持った性質(原因は色々言われているものの)であり、
改善したからといって、決して性質がなくかった訳ではないのです。
わたしはこれを勘違いしてました、、,
目次
生活が上手くいって、天狗になっていった、、
いろんな工夫をすることで、
仕事も失敗が少なくなり、得意分野を伸ばし、成績も上がって行きました。
周りからも褒めていただいたり、期待される事も多くなっていったのです。
今までそんな褒められることもなかったからか、徐々に勘違いをしていきます。。
自分は仕事の出来るエースだと思ってやや天狗になって行きました。
そんな時、油断を招いて大失敗をやらかしたのです。。。
立て続けに起こる大きなミス、会社にも怒られる、、、
油断からか、ミスが立て続けに勃発しました。
1週間のうち、3度の大きなミス、また運が悪ければ怪我人が出ていたかも知れないミスです。
1度目のミス ビンの粉砕
まず、仕事の商品のビンを誤って落下し、粉々に粉砕してしまいました、、
理由としては、不安定な棚の上にビンを置いてしまい、棚が傾き、ビンが落下してしまったからという物。
棚がもっと傾けばさらに他のビンまで割ってしまった可能性があります。
その場は幸い怪我人もでなかったものの、
気を引き締めていかなきゃ、と反省をしました。
2度目のミス 不注意で怒られる
翌日、必要であった仕事道具を忘れてしまったのです。
なんとか近くのお店で調達し、間にあったものの、、、
ただ、必要な物を事前に取り寄せて置くのを忘れた事に関して、会社からきつく注意されてしまいました。
この時は、少し忘れたくらいでそんな起こらなくても、と多少反発心もありました、、
今思えばなにを反発しているんだ、自分のせいではないか、と思うのですが。
3度目のミス お客様に飲料をかけてしまった、、、
前回のミスから3日後、事件をやらかしてしまいました、、、
仕事中に使っていたボトルを手が滑っておとしてしまい、お客様に飲料を思いっきり掛けてしまったのです。
お客様には謝罪し自分の出来るお詫びをし、店舗に連絡と謝罪、会社にも報告しました。
これにはさすがにいけないと思い、猛省しました、、、
1週間で度重なる失敗をし、
ふと冷静になって、これはまずいのではないか、
もし一度目の失敗と3回目の失敗が重なって起きて、謝って落としたビンの破片がお客様に刺さってしまい、大けがが起きていたとしたら。。。。
…..血の気がさーっと引いていく気がしました。
なぜ、ミスがそう立て続けに起きるのか、ADHDの症状との関係は?
普通?は一度大きなミスをしたら、気をつけないと、と気を引き締め、慎重になる所、かと思います。
私もミスをした直後は焦ってとても反省します。どうしようどうしようと不安になり、気持ちを切り替えられない事もあります。
ですが次の日にはその気持ちをころっと忘れてしまうときもあるのです。
ADHDの症状に
- 気分がころころと変わりやすい、
- 感情の起伏が激しい
- 忘れっぽい
などがあります。
次は気をつけよう、と心して取り組んでもその気持ちを忘れてしまったりします。
ミスの法則 ハインリッヒの法則
ここで急に話を入れますが、ミスに関して有名な「ハインリッヒの法則」という物があります。
ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich’s law)は、労働災害における経験則の一つである。 1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。
これは医療系の学校で勉強した事なのですが、
インシデント(事故)とは損害は起きなかったものの、ともすると事件になっていたミス
アクシデント(事件)とは実際問題が起きてしまった時のミス
です。
つまり、1つの大きなミスの裏には、実はそれだけではなく、その下には29個の大きなミスがあり、300個のぎりぎり事故にならなかった危ないミスがあった。
その329個のミスを事前に食い止める、もしくは再発予防をしなかった為に起きてしまったのだ、という物です。
ミスを犯しやすいADHDの自分、どうしていくべきか…
私はミスが非常に多く起こしやすいです。
きちんと一つ一つのミスに関して考え、対処していかないと、先ほど想像したような取り返しのつかない大事件を起こす可能性があります。
いつ火がつくかわからない爆弾を抱えているようなものです。
重大事件を起こさないためにできること
それは
- 常に自分は失敗しやすい人間だ、という事を忘れない
- 最悪のパターンを想定しておく
- 自分が失敗をおかしそうな危険な行動をしてないか、時々冷静な目で見直す
ことだと思います。
この3つを行うために役に立ったのが自己分析シートです。
こちらもぜひご参照ください。
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