人前で話す時、上手く話したい!そう思う方は多いと思います。ただ、どんなに良い内容でも話し方がいまいちだ聞いてもらえません。
人前で話す場面が多い日本。ですが「相手に聞いてもらえる話し方」は授業では教えてもらってません。
どんなにいい内容でも、話し方のせいで聞いてもらえてない、、そんな悲しいことないです。
聞いている人が眠くならず、目を見開いて頷いてくれる喋り方、実はコツを掴めば簡単なんです!
この方法で、私は友人の結婚式のスピーチで、会場の全員からから大絶賛を受けました!ぜひおすすめです!
今回の内容は「一生懸命説明してもお客様は聞いてない⁉︎(接客心理学2)
の関連項目でもあります。
目次
基本的に人は飽きっぽい
大抵の人は話を聞く時、基本的に興味がなくなった瞬間に飽きてしまいます。
そんなに集中力が持たないのです。たとえ、自分から質問してきた場合でも、「興味が持てない話」、「自分の時間が無駄になる話」であればすぐ興味を無し、聞き流してしまいます。
話を「自分主体」から「相手主体」へ
つまり、「聞いてもらえる前提」で話をするイメージを変える必要があるのです。「聞いてもらえる前提」というのは自分主体で、相手に「聞いてくれる」ことを押し付けている、ともいえます。(きつく言うとわがままを押し付けているような状態です。)
これを「相手主体」の話にします。
「聞いてもらえるような話し方をこちらから提供する」ことで耳に入れていただける、、というイメージで話していきます。自分の方が工夫することで、相手に心地よく聞いてもらえるようにする、ということです。
そのためにはどんな話し方が良いのでしょうか?
擬音語を入れると耳に入りやすい
丁寧に、間違いのない言葉を使おうとすると長文になりがちです。ですが堅苦しい言葉が並んでると耳に入りづらくなります。
擬音語を入れるとグッとイメージがつきやすく、耳に入れてもらいやすくなるのです。
- ギュッと
- すーっと
- ふわっと
- きりっと
- ぎゅうぎゅうに
等が使えます。そして擬音語を使う時、言葉に強弱、抑揚を入れて話すとより分かりやすくなります。
言葉の強弱、抑揚を使ってさらに注目度up!
同じ言葉を話すにしても淡々としていると聞き流しやすいです。
言葉に抑揚をつけて話すことでグッと耳に入りやすくなります。強調したいところを大きく、ゆっくりとしゃべることばポイントです。
上項目の擬音語の時はとくに抑揚を入れるのに適しています。
イメージ例を下に載せます。矢印(↑↓)を抑揚の上下として表し、(っっ)の部分は言葉をしっかり溜めて言いま。
「ぎゅ(↑)っっと(↓)押しこめるように」
「ふわ(↑)~~っっと」広がるように」
ただ擬音語の抑揚は会議等では不向きかと思います。その場合は強調したい、大事なところを大きめの声で、はっきりと、そしてゆっくりためるようにして話すと効果的です。
具体例をあげます。太字や字が大きい字ほどゆっくりためるように強調して話すようにします。
「以上のことから、当社の方が、8、14パーセントも上回りました。」
ジェスチャーで目を引く
話を聞いてもらう時見てもらうことはとても大事です。
話を聞いてイメージする時、耳から聞く情報だけでなく、ジェスチャーを入れて目からの情報も与えるとより効果的です。とくに擬音語と一緒に入れたりするとより映えます。
先ほどの例で言うと以下のように表します。
「ぎゅっと押し込めるように」⇒両手を体の中心で向き合わせ、ボールを押し込むような動作を付け加える、
「ふわ~っと広がるように」⇒両手をボールを抱えるように向き合わせていたところからボールが膨らむイメージで手をゆっくり広げていくような動作を付け加える、など
ただ、例外としては、資料を映して説明する時は資料に視線が行くのでジェスチャーはさほどいりません。
その場合は資料を見やすく、話している内容と目で見る資料が分かりやすく一致していることが大事になります。呼んでいるところは必ず指し示した方が良いです。どの部分に書いてあるか分からず資料上で迷子になる人は意外と多いです。
「言い切る」ことで信頼感を上げる
言葉を短く言い切ると、それだけで信用できる話しだと思われ安いです。
- ○○ではありません!
- 断言できす!
- 保証します!
等短くがポイントです。とくに男性に効果的です。簡略に、メリットが分かりやすいように言うと◎
あいまいな言葉、だらだらと長い話は信頼感にかけます。
- 確か○○だと思うんですが、、確認しないとなんとも言えません、、
ちなみに女性に効果的なのは擬音語を使う話し方です。
話は長くても5分以内
どんなに話し方を工夫しても、集中して聞いてられる時間には限度があります。
言いたいことが沢山あっても、いらないところは省き、5分以内にまとめてみてください。
せっかく詰め込んでも聞いてもらえないのではもったいないです。
文字数にすると、1000文字前後です。
人前に出ると早口になりやすいので、聞き取りやすいゆっくりとした話し方で、一度時間を計って読んでみてください。
録音した自分の声を聞いてみるのもとても効果的です。
五感を使った話し方
これまで紹介してきたのコツは、五感を使って聞いてもらえるようにした話し方です。
擬音語→体感覚(つまり味覚、触覚、嗅覚)のイメージ表現、
抑揚、言い切り→聴覚
ジェスチャー→視覚
そして、人によってどの感覚表現が自分にとってよりイメージしやすいかが違っていきます。
資料をグラフで見る方が反応がいい上司、擬音語を使ってわかりやすい様にした方が心を掴める主婦層、など話す相手によってどの表現を多用した方がいいか、使い分けることもできます。
一番大事なのは聞き手に伝えたいという気持ち
色んな小手先のテクニックの話をしてきましたが、何より一番大事なのは「何を伝えたいか」「何を知ってもらいたいか」という気持ちを持ってしゃべることです。
緊張して何話しているのか分からなくなる人も多いと思います。そういう時はだいたい自分の意識が自分自身に向いている状態です。
相手に伝えたいことがあるのなら、それがどんなにつっかえて話そうが、伝えられればいいのです。
伝えることに気持ちがいくと、自然に相手に伝わりやすい喋り方を自分で選ぶ様になっていきます。
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