今回の記事はご自分、もししくは子供などがADHDではないかと疑問に思っている方のヒントになれば、と思い、私の子供時代もことを書いていこうと思います。
目次
衝動性がないと見つけにくいADHD
子供の頃は、実はそれといって目立った症状は私にはあまりありませんでした。
というのも、おそらくADHDの衝動性はあまり見られなかったからだと思います。
私の診断名は正式にはADDであり、衝動性は見られない、と言われました。
本当に衝動性はないのか
とはいえ、完全にないわけではなく、話の途中で遮って話し出そうとしたり、発言したくてウズウズしてしょうがない、ということもあります。
それでも落ち着いて座っていられない、等もほとんどなかったので、幼稚園、小学校と特に大きな問題はなかったです。
小学校時代から見られる発達障害の傾向
ですが、無くしもの、落とし物はとても頻繁にありました。
リコーダー、学年帽、画板、絵の具、教科書までよくなくしていました。
幸い、兄姉のお古で無くしたときは代用できたのでそこまで困りませんでした。
また、落とし物に関しては一日に何度も机から消ゴムを落としてしまう、
家のカギを友達のうちに忘れてくる、
不用意に物を壊してしまう、、などなど。
なぜADHDと気がつかなかったのか
以上のことがありながら、特に何も疑いを持たなかった要因のひとつに、
運動も勉強も特に遅れず標準並みに出来ていたからだと思います。
ここでLD(学習障害)が併発してれば疑う手掛かりになったかもしれません。
ですが、落し物、無くし物程度では学級生活においては何とかカバーできてしまい、さほど問題にはならなかったです。
人付き合いの問題点
友人関係について、これは多くのADHDの方が経験あると言われていますが、小学校のころ、いじめ、と言うか仲間外れに合っていました。全学年を通して、と言うわけではありませんが、やはり空気の読めないところが影響してたのかと思います。
特に私を気に入っていなかった子については、きっかけははっきりしています。
背の順で並んで列で歩くとき、どうしても前の子の上履きの踵を踏んでしまうのです。今思えば距離感がつかむのが苦手なこと、協調的な動きが苦手なことが原因だと思われるのですが、その頃は悪いと思いながらも踏んでしまい、終いには自分でも諦めてました。
その子を中心に小2~小5まで仲間はずれにあい、学校生活は憂鬱なものでした。
中学校、高校でのADHD傾向
小学校卒業後、中学、高校と、特に無くし物・落とし物の量は減りませんでした。
とくに、携帯を持つようになったり、電車通学で定期や財布を持つようになるとその落し物の頻度は上がって行きました。
勉強面では、先生にうっかりミスが多い点を指摘されることが多かったです。
友人関係は、空気の読めない言動からか、いい意味で天然、いってしまうと変な子、で通ってました。
ですが、このころから孤立しないための、交友関係を築くちょっとした技を身につけていきます。
ちょっと抜けている点、ドジと言えるほどのそそっかしさを武器にして、おもしろい子、つまりはいじられキャラとしての地位になり、仲間に入れてもらえるようになります。
これは同じADHDの方とお話しした時も同様の話をしていました。ADHDの方は「いじられキャラ」になりやすい、というのも少しあるのかと思います。
また、小学校と違い、皆成長しているので全体的にあからさまにいじめをするようなことはなくなっていました。
私が本格的にADHDの影響でつまずいたのは大学生になってからです。
この話は色んな記事に細々と書いてますが、また一つの記事としてまとめたいと思っています。
子供時代にしてあげると良いと思うこと
見てくださる方の中にはお子様がいらっしゃる方は、自分の子供が発達障害かどうか、悩んでらっしゃる方もいると思います。
私の場合は、成人してから診断を受けましたが、とくにもっと早く気がつけばよかったなども思ったことがなく、早期診断した方がいいか、どうかはどちらでもいいと思います。
ただ、よく言われているように、ADHDはその不注意から、失敗経験が多く、自己肯定感が非常に低くなりがちです。
私も自己肯定感がもともと非常に低く、それに苦しめられました。そして、幸運なことに私はさほど見られなかったのですが、そこから合併症を併発してしまうことも、少なくありません。
大事なことは小さいうちから自己肯定感を高めてあげることだと思います。
その子が得意なこと、楽しんでいることを見つけてあげて、伸ばしていってあげると、将来どの道に進むと上手くやっていけるか探す手掛かりにもなり、自己肯定感を上げるきっかけにもなると思います。
少しでも今回の記事が参考になると嬉しいです。
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