引っ越したばかりでも私はあまりお金を使いたくなかったので調理器具はほとんど買いませんでした。
それも、私の母親が一人暮らしをする時に「料理をするのにフライパン一つあればなんでもできる」と言われていた話を聞いたことがあったからです。
唯一買った調理器具は、包丁、まな板、フライパンです。
また調理に大活躍だった電化製品は、電子レンジ、炊飯器です(冷蔵庫も買ってありますが調理とは言えないと思い、説明から省きます)。
よく、「一人暮らし・自炊で必要なもの」、と調べると電気ケトル、鍋、コンロは2つ以上ないと!、など言われますが、そんな贅沢を言わなくともどうにでもなります。
フライパンは優秀
フライパンは万能です。
水を入れれば湯を沸かせます。ケトルなんてなくても大丈夫です。
鍋なんてなくてもフライパンで代用できます。
煮物でもスープでも、カレーでもフライパンで作れなかったものはありません。魚だって、餅だって、パンでさえフライパンで焼けます。
コンロも2つ以上あっても自炊しない人は自炊しません。フライパンでどう使うか順番を考え、電子レンジを上手く利用すれば2〜3品は作れます。
ただ一ヶ月を食費8000円を目指す場合には2品にしたほうがいいです。
3品を毎日使っていると思う以上に食材を消費してしまいます。
電子レンジ活用術
<野菜加熱>
大抵の野菜は電子レンジで火を通せます。
人参、さつま芋などの根野菜はもちろん、キャベツや白菜だって、一口大に切って、ラップをし、電子レンジで可能です。
葉物野菜は1~2分、紺野菜は一口大だと5分ほどです。
じゃがいもの場合は水で洗って皮付きのままラップをし、電子レンジで4分でホクホクになります。この方がうまみが逃げず美味しく食べられます。
<野菜だけではない!>
卵焼きも電子レンジで作れます。湯のみに卵をといて、粉末だし、小さじ1杯の砂糖、醤油を少したらし、ラップをかけて電子レンジで1~2分で完成です。
また、マグカップでレンチンケーキも作れます。
また、オーブン付きであれば、ちょっとしたおやつも自分でつくれます。
クッキーを作って仕事の休憩中のお菓子代を節約していたりしました。
代用できる調理器具
フライパン、包丁、炊飯器、電子レンジだけ、と言いましたが、
必要な調理器具が出てきたとき、代用できる方法をお伝えします。
[ポテトサラダを作る時]
木べらがない時です。友人はフォークでつぶしてましたが、これでは時間がかかります。これはしゃもじがとても便利です。形状も似てますし、すごくつぶしやすいです。
[餃子の皮を作る時]
伸ばす時に使う麺棒がない時です。これはラップの芯を使いました。ラップを使い終わってないときは芯にラップを巻きつけて強行突破で使っていました。ですが麺棒は重宝するので一つ買っておくのがお勧めです。
かたい殻を割ったり、クッキーなどを砕いたり、お肉を叩いたりするのにも使えます。また、この後書きますがごまを擦るすり鉢がなくても麺棒が役に立ちます。
[ごまを擦る時]
基本的にはすり鉢とすりこぎが必要ですが、引っ越して早々持っている方は少ないと思います。友人はまな板にごまを敷き、包丁で叩き切っていると言っていましたが、これは危険です。
このような時はボコボコと凹凸のついたしゃもじと延べ棒でゴマが擦れます。 茶碗より少し深めの皿にごまを入れます。凹凸のあるしゃもじをすり鉢に見立て、その上にごまを乗せ、延べ棒で擦り合わせます。一度では擦りきれないのでまた皿に落ちたごまを掬い、しゃもじの上に載せなおして擦ります。根気は要りますが確実に擦れる方法です。胡麻ドレッシングを作るのにも重宝します。
[鍋のふたがない時]
鍋の蓋は高いものから安いものまであります。基本的に1000円で十分買えます。近くに高い鍋蓋しか売ってなかったら、他の所で見つけるまで、アルミホイルで十分です。もしくはクッキングシートでも使えます。
私は引っ越してきた1ヶ月間は湯を沸かすのに、フライパンに水を張り、アルミホイルを直接落とし蓋状にして使ってました。注意点はアルミホイルは燃えるため、フライパンや鍋を覆うのではなく、鍋の中に直接浮かべ、火が燃えうつらないようにすることです。食材や湯に直接アルミホイルがつくのを嫌がる方もいますが、アルミホイルを落とし蓋として使う方法は昔からある方法なので、とくに問題はありません。
必要最低限揃っていれば、調理器具が十分になくても、代用し、工夫すれば、十分どうにかなります。
一番もったいないのは買ったけど使わなかった、、という状況なので、暮らしてみて、これはどうしても必要だな、と思ったときに買い足していくのが、無駄がなくていいと思います。
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