前回のADHDの投稿の回の[ADHDが仕事を選ぶ場合]で、
ADHDの方が仕事を選ぶ場合、自分にできる仕事、できない仕事を見極めてから選んだ方がいいこと、
今までやってきた仕事の中で上手くいかなかった仕事をやその原因をお話ししてきました。
目次
失敗経験からできることを考える
今回は私が自分の上手くいかなかった仕事を元にどのような仕事を選んだら上手く行くかを考えて、選んでいった経緯を話していきます。
ADHDの方は一般的に失敗経験がとても多く、自己評価が低い傾向強いと言われています。だからこそ自分にできる仕事を見つけられれば喜びは人一倍大きく、楽しく続けていけると思います。
まず、前回私の場合の「できなかった仕事の要点」をまとめていきます。
できなかった仕事の要点
[年賀状の仕分け]…短期記憶が弱く、やったかどうか忘れてしまう
⇨書類チェックは苦手
[ファーストフード店]…ファーストフードのレジのようにスピードが必要な場面では焦るとさらにミスが出てしまう、また機械系の物品破損が多い
⇨速さを必要とするものは苦手、
機械作業も不得意
[病院で医療スタッフの助手]…たくさんの細かい要件を優先順位付けて時間内に実施するのが苦手、またデスクワークで眠気が出てしまう
⇨マルチタスク(複数のことを同時作業)が苦手、
事務作業も眠気が出てしまうため厳しい
[医療職研修]…注意力、先に起こるであろうことの想像力が低く、医療ミスを起こしてしまう危険がある
⇨医療など人の命に関わる仕事は危ない、
転じて介護職、交通機関系も厳しい
こう並べるとわがままのように感じます…
ですが無理に合わない仕事を行うことで、自分もミスに苦しめられ、周りにも迷惑をかけてしまうのではずせませんでした。
苦手から見出せる自分でもできること
苦手な仕事を言い換えると、
やれることは
単調作業、
スピードを求められない、
デスクワークではなく立ち仕事、
ミスをしても人の命にかかわらない仕事、であることが必要でした。
そこで目をつけたのが、工場でチョコレートの箱詰めの仕事と友人が以前やっていた試食の仕事でした。
[工場]
工場はスピードを求められる仕事であったものの、
単調作業、立ち仕事、ミスしても命にかかわらない仕事
であったので試してみました。
試食の仕事は接客することには今までの経験上抵抗はなく、上記の状況に一致してたので試してみました。
結果、工場の仕事は難しかったのです。このことは機会があれば別のときに書きたいと思います。
[試食の仕事]
商品を取り分けるだけの簡単作業であり、接客の仕方だけに全力を向けられます。
毎回店舗が違うことが難点でもありますが、職場の人間関係に気を遣わなくていい、一人で自由にやれるメリットも大きいです。
私は片付け作業にすごく時間がかかってしまうのですが働く時間に片づけの時間は含まれていないので、ミスしないよう自分のペースでやっています。普通の人が30分で済むところ、1時間から1時間半、遅い時には2時間かかってしまうこともありますが。。。
他にも仕事が上手くいっているADHDの方は?
私の知っている限りでは、ADHDの方で上手くいっている方は漫画家さん、社会福祉士さん(介護の仕事はなく、患者さんんの病院を退院後の行き先の相談等のみ)、マッサージ師さんなどです。SEさんもいましたが途中から仕事に行けなくなり、休職されている、とのことでした。
大事なのは苦手作業の分析、できることの考察
同じADHDの方でも得意分野がそれぞれ違うと思います。
ご自身の苦手作業を洗い出し、できる作業を見極め、ご自身で納得されてから試してみるといい仕事に巡り合えるのではないかな、と思います。
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